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執筆者の写真川中ちひろ

深呼吸、気分は良くなるけど実は体に悪いって本当??

こんにちは

浜松市中区住吉のパーソナルトレーニング サロン chandraの川中ちひろです。




これまで10年以上深呼吸推進派として、ヨガの呼吸法にて深呼吸をガイドしてきました。


呼吸法は良いこと。

でも酸素の取り込みが多いことはあまり体にとって良くないということが近年わかってきた(!)ということです。


もう何年も前ですが、私のクラスにはじめて来てくださった方、お友達のご紹介で期待を胸に来てくださいましたが、クラス後の感想『苦しくて続けられそうにありません。』


喘息が悪化してしまったんですね…。申し訳ない気持ちでいっぱい。


当時の私が知っている情報は、


『ヨガや呼吸法を通じて深呼吸をすることは、良いこと。』


でもここに勘違いがあったのです。

パトリック・マキューン氏が著書


『トップアスリートが実践 人生が変わる最高の呼吸法』(かんき出版 2017年)の中でこのように述べています。


『喘息患者の大部分は、呼吸量を減らすだけで症状を劇的に改善できる。喘息患者の根本的な原因は、ほぼ100%呼吸過多だ。』


吸いすぎ、酸素の取り込みすぎが悪影響になり、喘息を悪化させてしまったということなのです。この著書はこのようにも言っています。

呼吸を行うことで大切なのは、少ない酸素でも耐えられる体を作るということ。


血中の酸素濃度は深呼吸をしても増えることはなく、ほぼほとんどの方が普段から運動時も、安静時も95から99%あたりを推移していて、100パーセントになる事はない。

喘息の方でなくても、一般の健康な方でもおなじ。


呼吸で大切なのは二酸化炭素の排出。


二酸化炭素が一定数放出されると酸素が取り込めるようになる。でもここで多くの矛盾点に気づく。

私もここを勘違いしていたのですが、

少ない酸素で生活しているとそれが体が慣れて結果的にメリットが得られる。

(ヘモグロビンや、血液のPHの影響もあるそうですがここでは少しわかりやすくするために割愛します。)


そういえば、私にも思い当たることがあります。

ふと思い立ってシティマラソンにエントリーし、10キロを走ることになりました。準備の日々には、だんだんと走る距離を増やしながら、約1ヶ月かけて8キロを毎日走れるようになりました。

その時の体の感覚として感じたのは、たくさん吸うというより、あえて呼吸をあまり大きくしないほうが快適に走れるということ。

口呼吸はせず、鼻呼吸。

さらに鼻呼吸の少ない呼吸数で走られるかどうかが、その日の体のバロメーターでもありました。


この著者は5000人を超えるクライアントへ呼吸管理プログラムを通じて、喘息の改善やプロアスリートのパフォーマンスアップへと繋げているいわば呼吸法のプロ。


約半年ほどでコンディションがアップの実績が多々あるようです。


今コロナウィルスによって、マスクの息苦しさを感じている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、その呼吸しにくさによって、体内の恒常性が働き、少ない呼吸でも耐えられる体になり、長寿へとつながることも多いに考えられるということなのですね。


さらに口呼吸を普段行なっている方は鼻呼吸に切り替えてください。

寝ている時も口にテープを貼って鼻で呼吸を繰り帰すことに慣れてください。


また呼吸についても追記しますね。今日はこの辺で。



まとめると深呼吸は気分は良くなる、呼吸器も大きく使う練習になる。しかし気分転換に使う程度にして、普段は浅い呼吸を心がけましょう。

ちなみに、浅い呼吸の方が瞑想中のいわゆるゾーン状態にある状態。ものすごく深い瞑想状態に入ると、呼吸をしているのかしていないのか、わからないくらいの浅い呼吸になります。



今日のまとめ。

深呼吸で気分をきり変えましょう。しかし普段は浅い呼吸で過ごしましょう。長寿につながり、過労を防ぎます。
















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